専門的な職種が多い特定派遣

人材派遣会社と正社員 派遣社員と聞くと、多くの人は、契約期間が満了して派遣先での就業が終わると失業状態になる一般派遣を思い浮かべることと思います。確かにその形態が多いですが、実は派遣元の正社員である特定派遣という形態もあります。派遣先との契約が終了しても、派遣会社との雇用関係は継続するため、すぐに次の就業先が決まらなくても失業状態にはならず、給料を得ることができます。会社によっては休業扱いとなり、6割しか支払われないこともありますが、それでも完全に給料がなくなってしまう一般派遣に比べるとずっと安定しています。

安定しているなら特定派遣のほうが良いと思う人は多いと思いますが、一般派遣に比べると求人数は少ないです。派遣先との契約が切れてもお給料を払わなくてはいけませんので、会社としては需要の高い職種の人に限定しがちです。すなわちプログラマーや設計、開発業務など、専門的な職種が多くなります。求人数が少なくなるのはそのためです。専門的なスキルや経験がない人はなかなか受け入れてもらえませんので、間口が狭いところがネックです。しかし職種自体は需要が見込まれるので、資格を取得したり、一般派遣で経験を積んだりして努力を続ける価値はあると思います。